ビブリア古書堂の事件手帖 三上 延 (著)


こちらは七巻目にして完結した「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ。

アニメ化と実写映画化が決まったそうな。

ライトノベルに分類されているが、あまりラノベっぽくはない作品だ。

舞台は鎌倉。

子供の頃に手に取ってはいけない本に触れたせいで

祖母にきつく叱られて以来、活字の多い物を見ると

頭がくらくらしてしまう主人公、五浦大輔は

卒業後も就職先が見つからないままでいたところ、

古本屋の若い女店主の篠川栞子に雇われる。

ある熱狂的なファンが太宰治の「晩年」の貴重な一冊を巡り

栞子に怪我を負わせたせいもあって人手が必要になったのだ。

実は栞子の母、智恵子は十年前に一冊の本の行方を追って

栞子と妹の文香姉妹を捨てて出ていったっきりだった。

父亡き後店を継いだ栞子のもとに

古本にまつわる数々の難事件が不思議と舞い込んでくる….

推理小説の形をとって色んな作家の作品が紹介されているし

古本の業界にも詳しく説明されていて

お仕事小説としても楽しめるシリーズだと思う。

もちろん恋愛要素もあるがさりげなく、

甘ったるいだけの恋愛小説はご免だという人にもお薦めする。

本好きのための本好き達が主人公の物語は他にもあるが

一番バランスが取れている気がする。

古本に執着するあまりに過剰にドロドロした登場人物が多かったり、

本のためになにもそこまで….な展開もあるがそこはご愛嬌。

そこはおっぱいメガネの淑やかな栞子さんで相殺だ。

これにて完結と相成ったが、作者によるとこれからスピンオフもあるとのこと。

シリーズの中で紹介された本を読むのも良いし、

ますます読書の楽しみが広がる作品だ。

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