「ナガサレール イエタテール」 ニコ ニコルソン(著)


漫画家ニコ・ニコルソンのことはそれ以前から「上京さん」で知っていた。

彼女が仙台出身だというのもその本で知っていたので

3.11の津波のあと、気になって本人のツイッターを検索してみた。

その時ご実家のお母様とお祖母様がご無事だったと書かれていて一安心した。

そして日本に戻ってきた後、このコミックエッセイが発売されているのを見て即、購入。

 

ツイッターで無事だと言っていたご家族が、実のところかなり危機一髪で難を逃れたこと。

震災の影響でお祖母様が一時記憶喪失になり娘さんであるお母様を認識していなかったこと。

避難所となった学校の映像にたまたまお二人が映ったのがきっかけで安否確認が出来たこと。

それからの仮設住宅での暮らし、お祖母様の怪我、お母様の大病など一難去ってまた一難….

もう川崎の娘さん(ニコさんのお母様とはまた別の娘さん)の近くに住めばいいじゃないのと言われても

お祖母様はスッと真顔になり、仙台でずっと暮らしてきたし仙台で死にたいと。

母は癌の治療ですっかり意固地になり、祖母のほうも芳しくない状況….

結局、実家再建のゴールを決めるのは自分しかないと腹を括ったアラサー独身・ニコ。

そこから津波で住めなくなってしまった実家の再建がスタート!するが

建設会社のスタッフさんとのやりとりや

予算オーバーしてしまいそうなご家族のおねだりをいなす場面など

震災の話なのに和やかな画風も相まって笑いどころが満載だ。

避難所でうまく世渡りする近所のお婆さんの話や

パウチのものは津波でも大丈夫だったなど、

色々なエピソードが伺える震災体験本だ。

ナガサレール イエタテール

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