本は10冊同時に読め 成毛 眞(著)
読書初心者のなかには今まで読書の必要性を感じられないまま
ズルズル来てしまった人も多いのではないか?
そんな人にとって耳の痛い一冊がこちらの成毛眞の「本は10冊同時に読め!」だ。
なにせのっけから本を読まない人をサル呼ばわりする高飛車な態度。
そのせいで読書家のあいだでは眉をひそめて毛嫌いする人も多い。
だがそこはあえて置いといて、なぜ読書が必要なのか、真剣に初心者に説く本も珍しい。
この著者、元マイクロソフトの社長で
その地位に上り詰めることができたのは読書のおかげだと豪語して憚らない。
これがまた読書のサラブレッド、親から惜しみなく本を与えられて育ったクチだ。
よく子供が本を読まなくて困っているとボヤく親御さんがいるが、
それはそもそも親自身が本を読まないからだ
親が読んでいれば、子は自然と本に手を伸ばすともっともな意見を言ってるあたり、
そこら辺の読書家よりもグッと説得力はある。
読書は脱・貧乏の鍵だと著者は言う。
人の上に立つような人達はそれこそ皆膨大な量の本を読んでいるのだとも。
とにかく破天荒な人なので、実行するには無理があるアドバイスも多いけれど、
この本で推奨している「なるべく色んなジャンルの本を並行して読み進め、
一冊に飽きてきたら別の本に移る」方法は理に適っていると思う。
本人が読んでお薦めする本もいくつか紹介されているので参考にいかがだろうか。
今まで本を読んでこなかった人にはぜひこの一冊で気合いを入れて読書生活をスタートさせてほしい。
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