「聖☆おにいさん」が好きな方にはたまらない作品かもしれない。
もの凄くディープな神道と仏教の話をチャラい口調でミーハー全開なおばさんが語ってくれる。
専門家なんじゃないのかというほど詳しい加門さんが
難しくて解り辛い宗教の話を簡単に説明してくれるのだが、
あまりにも面白い神道と仏教の小話に終始笑いっぱなしだ。
つくづく私達って自分達の神様仏様のことをさっぱり知らずに祀っているんだなぁ….
仏は偏平足でなければならないなんてこの本を読むまで知らなかったよ。
全ての毛穴から青い毛が生えているなんて想像もしていなかったよ。
それにしても日本の神様って本当に人間以上に人間らしさに溢れているものよのう….
面白く噛み砕いて説明してあるとはいってもかなりディープな内容ではあるので
最初は二巻目と三巻目から読むのもよろしいのではないかと思う。
神、仏、魑魅魍魎のためならば全国どこへでも出かけて行く加門さんの体験の中には
笑いの神様が憑いているとしみじみ思う。
引いたおみくじを神職に「悪すぎてお渡しできません」と言われたり、
出雲でカマイタチに襲われたりするのって趣味が高じてというよりはもはや修行なのでは?
加門七海さんはホラー作家としてデビューした人。
でも本来のオカルト好きを活かしてこういった本を出すようになったらしい。
他にも「鍛える聖地」や「大江戸魔法陣」「東京魔法陣」なども今後紹介したいと思っている。
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